■MINIストリップの車名のとおり「むき出し」の魅力
英国のブランド、ミニとポール・スミスとのコラボレーションで開発された「MINIストリップ」が2021年8月12日、世界初公開されました。
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「シンプルさ、透明性、持続可能性」をテーマに開発されたこのモデルは、3ドアのフルEV「MINIクーパーSE」をベースに、その名のとおり全体的にストリップ(不要なものを取り除く)されたところからスタート。続いてデザイナーが絶対に不可欠であると考えた要素のみを定義して実装し、出来上がったといいます。
エクステリアでは、素材そのものが用いられ、カラー塗装はおこなわれずむき出しのままになっているのが特徴です。腐食防止のため薄い透明な被膜で覆われていますが、亜鉛メッキ鋼板は、工場での研削痕を意図的に残しています。ポール・スミスはこれを「完璧な不完全さ」と表現しています。
またMINI特有のブラックパーツは、再生プラスチックから3Dプリントされ、ボディパーツはボルト止めされています。これはライフサイクルを終えた後、簡単にリサイクルすることを可能とするものです。これは自転車愛好家でロードバイクの各パーツを自分で交換することを楽しむポール・スミス氏からインスピレーションを得ているといいます。
インテリアは「シンプルさ」と「透明感」をモットーに削ぎ落とされています。目を引くのはブルーのカラーで、むき出しの素材と強烈なブルーがインテリアに独特な美しさをもたらしています。
サステイナビリティ(持続可能性)の観点から、MINIストリップの室内では、ミニマリスティックな形状デザインと並んで、リサイクルされた環境に配慮した素材が中心に添えられています。
内装にはレザーとクロームはまったく使用されず、その代わりにシートはニット・テキスタイルで覆われています。フロアマットは、再生ゴム製で、人造大理石のようなパターンは、再生と製造プロセスの副産物であり、カラフルな要素を演出しています。
ポール・スミス氏は「伝説的なMINIを新たな視点で捉え直す機会が与えられたことに非常に感謝しています。従来のMINIは大好きですが、伝統を尊重しつつ、未来を見据えることで、じつにユニークなクルマを作り出しました。
MINIチームは、車両デザインを作り出すにあたって新たな手法を取ることに信頼を寄せ、自由を与えてくれました。それは私にとってデザイナー冥利に尽きるものでした。私たちは、本質的なものを洗い出し、アイテムを絞り込み、自動車から不要なものを取り除くことで、まったく特別なものを一緒に作り出した、と信じています」とコメントしています。
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みんなのコメント
○ 90年代、冴えないデザイナーだったポール・スミスの売り先の8割も、奇特な日本人でした
因果ですな〜
新型の顔は酷い・・・カールおじさんみたい